このほど、江蘇省人民政府は「2021年度江蘇省科学技術賞に関する決定」を公表した。今回の江蘇省科学技術分野のトップレベルの「審査」で受賞したプロジェクトは総計で263件、そのなか、蘇州高新区からのプロジェクトは一等賞4件、二等賞3件、三等賞1件の計8件を受賞し、受賞数が全省の先頭を走っている。
これらの受賞したプロジェクトと企業は高新区が長年にわたり質の高い発展を目標とし、イノベーション発展の戦略を持続的に実施し、産業のモデル転換とアップグレードを踏み込んで推進し、イノベーションの生態を大いに最適化することで収めたシンボル的な成果を体現した。また、今回受賞したプロジェクトからは以下の3つの特徴が見られ、つまり、一部の産業のコア技術難題が攻略されること、科学技術成果の転化効果が目覚しいこと、産学研の融合・イノベーションが加速していること。
関係者によると、2017年から今まで、蘇州高新区は合わせて国家科技進歩賞二等賞を2件、国家技術発明賞二等賞を1件、江蘇省科学技術賞を19件受賞し、高新区が長年にわたり、市場化の主導のもとでイノベーション駆動戦略を実施することで収めた実質のある効果を十分に体現し、全区の産業のモデル転化とグレードアップに重要な激励と指導の役割を果している。
今、高新区は「イノベーション資源が最も集積し、イノベーション生態が最も活発的で、イノベーション協同が最も効率的な産業科学技術イノベーション主陣地を作り出す」という目標にむけ、前に進んでおり、全区の質の高い発展のためにより多くの優秀なイノベーション資源を集め、実体経済と新興産業に絶えずにイノベーション要素を注ぎ入れていく。
2022年、高新区は▽南京大学蘇州キャンパスや太湖科学城、環南京大学科創圏の建設のチャンスを掴み、「2+4+X」現代産業システムをめぐって、科学技術イノベーションの新生態の構築に全力で取り組む。▽科学技術企業の招致を持続的に拡大・強化し、招致のモデルを革新し、招致の活力を引き出し、中央企業、先頭企業との協力をより深いレベルで促進し、各種類の大学との協力をより広い分野で深化し、科学技術企業の招致の「高新」ブランドを作り上げる。▽科学技術成果の転化を強化し、「政産学研」を全力で連携させ、一部のコア技術の難題突破を加速し、産業チェーンがミドル・ハイエンドへの邁進を促進する。▽資本によるエンパワーメントとシーンによるエンパワーメントを強調し、科学技術金融サービスを深化・最適化し、20億元の科学技術イノベーションエンジェル投資などの資本優位性と高新区の産業基礎の優位性を発揮する。▽「放管服改革」(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)を持続的に深化し、全ライフサイクルと「一対一」のサービスメカニズムを構築・最適化し、重点の科学技術プロジェクトが「交渉中のものは一部有り、契約締結のものは一部あり、実施に移行するものは一部あり」ということを確保する。