このほど、蘇州大学附属第二病院(以下は蘇大附二院)は「オンライン病院」を正式に開設した。オンラインで診察診断を行い、薬を出すことで、オンライン・オフラインサービスを繋いで、新たな医療サービス業態を構築する。
3月3日午後2時過ぎ、蘇大附二院滸関院区で、心臓血管科姜主任医師はスクリーンを通して再診の患者への「オンライ診療」を行った。問診が終わって、患者は医師が出してくれた薬の費用をオンラインで支払えば、病院の薬剤師はその処方箋を確認して、薬を揃え、パッキングしてから、配達員に渡し、配達員はそれを患者が指定した場所に届けていく次第である。病院まで受診に来る必要がなく、患者は出かけずに蘇大附二院の医師と交流ができ、また、薬の配達サービスもうけることができる。
「オンライン病院の最大の優位性と言えば、時間的と空間的な制限を打ち破り、実体病院の情報システムとのデータ共通と業務連携を実現し、最大限度でサービスの流れを改善して医療サービスの効率を引き上げることにある」と関係者は指摘した。
今、蘇大附二院のオンライン病院は内分泌科、心臓血管内科のオンライン診療室を開設しており、オンライン受診のプラットフォームで手軽にオンライン予約、受診・相談、オンライン再診などができ、画像・メッセージでの問い合わせ、インターネット受診、スマート受診ガイドなどのサービスを享受できる。
感染症対策が続く今、オンラインの医療資源に対する需要が増えつつある。3月1日にオンライン病院が開設された後、すでに5000人以上がユーザーとして登録した。これから、病院は機能を整え続け、より多くの臨床診療室のオンラインサービスを展開していく予定。