工業の安定は経済の安定に繋がる。目下の経済情勢をもとに江蘇省蘇州市はチャレンジに直面し、経済総体を安定させ、「安定防衛戦」の火ぶたを切った。
蘇州高新区企業である愛爾鈴克鈴爾(ElringKlinger)自動車部品(中国)有限公司(以下は愛爾鈴克鈴爾)は自動車部品の製造会社である。自動車製造業は長い産業チェーンを抱え、川上・川下の企業が多く、高度の協同性が必要な業界である。
愛爾鈴克鈴爾サプライチェーン部門の徐金林経理は「速やかな物流を確保するのは一番の課題である。原材料は各都市の違う仕入先から運んでくるので、感染症拡大の影響で、これらの都市はいずれも感染症対策を厳しく実施しているため、運送車両と各要求を満たす運送業者を調達することにすごく時間がかかった。例えば、我社が生産するカバーが、簡単のように見えるが、実際は14のサプライヤーの21種の原材料を使っているのである」と言った。
それにしても、適当なドライバーを見つかってもただ第一歩を踏み出したもの。感染症発生地を経過する貨物輸送に対して、各地は事前に輸送履歴を報告し、ドライバーに対してクローズドループ管理を実施するように厳しい規定を立て、そのうち、企業の調達範囲を超えているものが多い。
同会社の総経理陳虎氏は「私たちは直接に所在地の政府に連絡を取り、困難を説明した。向こうは直ちに動いて、物流が正常に回るように助けてくれた」と語った。
当該企業の所在地である楓橋街道は蘇州市の工業重要拠点であり、一定規模以上の工業企業230社以上も集結している。愛爾鈴克鈴爾の困難がわかった後、蘇州市、高新区の政府と楓橋街道は協同してすぐに物流保障、企業感染症対策などの特別対応組を設立し、オンラインで貨物輸送情報の特別プラットフォームを開通し、通行の必要がある車両と関係者はスマホで便利に申請することができる。
愛爾鈴克鈴爾サプライチェーン部の邵黎霞副経理は「夜8時か9時に車両についての情報を入手すると、すぐにそれを楓橋街道に報告する。今、街道は24時間当直している」と話した。
毎日膨大な申請が入るが、運転手がPCR検査の有効期間中に戻ってきて、次日の運送に影響しないために、物流保障特別組は速やかに申請を確認しなければならない。流れをスムーズにすることに加え、企業は特別担当者を指定して、高速道路を降りて工場に着くまでわずか1時間近くがかかった。それに最初は2直交替であったが、その後は3直交替になり、いままで蘇州高新区楓橋街道の物流保障特別組はすでに7日24時間の態勢で2月間動き続け、19000回の貨物運送の通行を保障してきた。
感染症拡大中、企業はチャレンジに直面しているが、各方は積極的に取り組んできたため、今年の第1四半期に、愛爾鈴克鈴爾は一日もラインストップしなかった。これは高新区は企業が難関を乗り切るように助け、実務のあり、効率的なビジネス環境を整え、企業の発展自信を固めることを体現した。
これから、蘇州高新区は最適なビジネス環境を構築する決心を固め、サービス保障措置を具体化し、企業主体が困難を克服するように後押しし、感染症予防・抑制と経済社会発展の両方の勝利を勝ち取ることに力を入れる。