生態保護で目立つ成績を収めた蘇州高新区

四月の蘇州高新区では、活気に満ちる緑が生い茂り、咲き誇る花々の香りが漂い、水田の畦に立って羽を広げるコサギの姿が見える。春景色だけではなく、いずれの季節にも、美しい生態を抱える高新区では絵のような景色が見られる。近年、高新区は山を背に川に臨み、山水融合という生態的な優位性を十分発揮し、全区の49山を対象に生態修復、美化プロジェクトを実施し、「真山真水園中城、科技人文新楽園」という誇りに覚えるブランドをピカピカ輝かせてきた。今、全区の樹林率は19.2%、完成区の緑化率は46%に達している。都市部でも農村部でも、窓を開けると緑が見え、ドアを開けると、風景が映ってくると言えるほど、山水融合している。

鉱山生態回復：目立つ成績

山を掘り開き採石するのは高新区中西部地域の農民の重要産業と主要収入源であった。近年、高新区は95ヵ所の採石場を閉め、5億元以上の資金を投入し、採石場の環境整備と修復を展開し、対象総面積は約4470ムー（約298万平方メートル）。その中、高景山採石場の生態修復プロジェクトの対策方法と運営モデルは全省、ひいては全国で普及されてきた。江蘇省で規模が最も大きな個別地質災害潜在リスク土砂崩れ山体（陽山西）対策プロジェクトは総面積が26万平方メートル、総投資額が1億元、3年がかかって、目に見える裸の山体部分を緑化・美化し、粉塵汚染、水土流失を徹底的に解消し、投資環境と生態環境を有効的に改善し、江蘇省「最も美しい生態修復例」に選ばれた。

植林緑化：しっかり展開

「十三五」（第13次五カ年計画）期間中、高新区は884.25ムーの緑化を新規施し・改築し、1.95万ムー（約1300万平方メートル）の植林を完成し、４万株の貴重用材樹木を新たに植え、1つの「三つの化」（「亮化、緑化、美化」，このうち「亮化」はランプをつけ、明るくせること）モデル村と11の「三つの化」モデル単位を建設した。

過去数年、高新区は太湖ダム大連港部分、大運河堤防、環状道路高新区部分などの緑化改善プロジェクトを完成し、新区公園、玉山公園などの開放式公園の保護管理を強化してきた。

野生動植物保護：実績を収め

高新区は毎年鳥類愛護保護などの野生動物に関する宣伝活動を展開し、陸生野生動物モニタリングスポットに対して常態化のモニタリングや日常的な鳥インフルエンザモニタリング、予防抑制、防疫を実施している、近年、各種類の野生動物救援活動を約80回実施した。一方、全区の14株の古木名木に対して有効な管理・保護を行い、「五つの統一」管理（即ち、統一管理、統一保護、統一対応、統一若返り、統一札制作・変換）を実行し、QRコードをつけた。また、高新区は林業有害生物全面調査、モニタリング、検疫、防疫を展開し、全区森林の生態安全を守ってきた。

湿地の保護管理：強化し続け

太湖流域に位置する高新区は豊かな湿地資源を抱え、面積が1.1万ヘクタールを超えた自然湿地のなか、約7070ヘクタールは保護されている。湿地保護小区（面積が比較的に小さく、県級以下の行政機関によって設定、保護される区域、あるいは、湿地保護区の主要保護エリア以外の保護区域、或いは、歴史的、文化的要因で自発的に形成してきた保護区域を指し、湿地自然保護区の補充と延伸である）の建設を通して、全区の自然湿地保護率を60.3%から64.3％に引き上げてきた。近年、高新区は総投資額が500万元の蘇州太湖国家湿地公園湿地保護と回復プロジェクトを実施・完成した。