物流の停滞で引き起こされたサプライチェーン保障の難題に積極的に対応するために、このほど、蘇州高新区は「全鏈通」プラットフォームを正式に開通し、企業の正常運営をサポートする。楓橋街道埃賽克斯古河電磁線(蘇州)有限公司(以下は埃賽克斯古河)は当該プラットフォームの第一陣の受益者となった。
紹介によると、埃賽克斯古河のヨーロッパから輸入した生産設備は国内の港湾に着いた後、輸入手続きはなかなかすすめなかったため、港湾から蘇州へ転送できない窮境に陥った。この打つ手がないところ、「全鏈通」プラットフォームが開通されたという情報を聞き、埃賽克斯古河はすぐに当該プラットフォームの「サプライチェーン緊急協調申請」モジュールで関係の需要を提出した。この緊急状況がわかった楓橋街道はすぐに経済発展局に駐在している特別対応者を企業へ派遣し、現場を考察し、解決策について討論した。双方の努力で、次の日に埃賽克斯古河は許可をもらい、設備を蘇州工場へ引き取るための申告手続きを完成した。関係者によると、今、通関手続きがまもなく完成し、その後すぐ会社に運送され、計画通りに生産ラインの組み立てとテスト・調整を行い、生産を進めることができるようになった。
一方、「全鏈通」はオンライン取引を行う窓口ともなっている。数日前、埃賽克斯古河は当該プラットフォームでアンモニア水の購買需要を披露した。グリーン処理設備に使われる消耗材であるアンモニア水は生産に緊密に関連しているが、サプライヤーが所在する都市では感染症予防抑制管理措置が実施されているため、アンモニア水の供給も難題となった。しかし、「全鏈通」でその需要を披露したら、すぐに高新区内のある企業から連絡を受け、十分なアンモニア水を購入した。
埃賽克斯古河は国家激励類に属する各種計器・メーター、電子電気製品用の高精度で高信頼性の電磁線などの機能材料及び関係製品を研究開発し、生産し、絶縁階級がF、Hグレード以上の耐熱絶縁材料と絶縁成形部品を生産し、会社の製品は自動車分野、エネルギー分野、工業分野、商業及び住宅分野に広く使われている。
同企業の関係責任社は「高新区及び楓橋街道のオンラインとオフラインの指導とサポートのおかげで、我が社は、2022年第1四半期に6.5億元の生産総額を実現し、2021年同期比52%増、2021年第4四半期比40%増となった」と表明した。