二十四節気の立夏が来る前の四月末に、蘇州の名物「ひき肉炒め団子」はすでに市場に出回り始めた。ほかの事前に包んで蒸す団子と違って、ひき肉炒め団子は包みたてをすぐ食べるものである。うるち米ともち米から作られるこの団子の皮を蒸してから丸く伸ばし、それにすりつぶした豚肉、干し海老、エビ、エゾキスゲ、筍の角切り、キクラゲなどの原材料を炒めて作った餡を包み、最後に団子の上の開口部からこの料理の「たましい」と言えるほどの濃厚なかけ汁をかけて、汁の味がよく、美味しい匂いがして、皮がもちもちしている新鮮なひき肉炒め団子が出来上がる。
