江蘇省科学技術庁はこのほど、江蘇省二酸化炭素<CO2>排出量ピークアウト・カーボンニュートラル科学技術成果転化基地の第1陣の建設リスト(以下は省建設リストと略称)を発表した。同省の6カ所が選ばれ、「蘇州高新区クリーン低炭素医療器械科学技術成果転化基地」が蘇州市で唯一選ばれたものである。
江蘇省二酸化炭素<CO2>排出量ピークアウト・カーボンニュートラル科学技術成果転化基地は主に省レベル以上の高新区が産業基盤に立脚し、「一区一戦略産業」のグリーン・低炭素発展に取り組み、完備なグリーン・低炭素科学技術成果の移転・転化サービスシステムを構築し、グリーン・低炭素科学技術成果の集積的な応用とモデル普及の高地を作ることを後押しし、高新区が二酸化炭素<CO2>排出量ピークアウト・カーボンニュートラルの目標を実現するために力強くサポートする。
「蘇州高新区クリーン低炭素医療器械科学技術成果転化基地」が省建設リストに成功裏にランクインしたことは、蘇州高新区が数年にわたって革新駆動型発展のアプローチを見定め、グリーン発展の理念を踏み込んで実践し、グリーン技術のコア難関突破を強化し、グリーン技術革新型システムとサービスシステムを構築することによるところが大きい。その中で、「ほぼゼロ炭素」を目標にする医療器械産業は高新区のグリーン・低炭素産業システムの主導的な産業の一つである。
蘇州高新区は江蘇省の「一区一戦略産業」配置の中で、医療器械産業の発展を重点的に後押しする唯一の地域であり、蘇州市が全力でバイオ医薬産業のランドマークを構築する「両核(蘇州高新区、蘇州工業園区の二つの核心を強化することをめぐり、2エンジン駆動により全市の発展をけん引)」の一つでもある。十数年の発展を経て、良好な産業基盤と完備な関連施設が整えられており、全市、ひいては全省の医療器械産業の高地となり、医学映像、体外診断、バイオ医療用品と植介入器材、診療設備、リハビリ類設備などを特色とする細分化された産業クラスターを形成した。
現在、蘇州高新区では医療器械とバイオ医薬企業は累計800社以上集積しており、そのうち一定規模以上の企業は74社、営業収入が1億元を超える企業は35社。業界各レベルのリーダー人材は500人以上(国家レベル8人、省双創人材31人、省双創チーム7チーム、姑蘇リーダー人材116人、姑蘇重大イノベーションチーム3チーム)集結している。認定された各レベルのユニコーン企業(育成中のものを含む)とガゼル企業(育成中のものを含む)は84社集積している。各種の特許3482件、医療器械の二・三類の製品登録証明書927枚、CE証明書とFDA証明書200枚以上、従業員13000人以上を有している。全区の医療器械およびバイオ医薬品産業の成長率は数年連続で30%を超えている。
次に、蘇州高新区は「ほぼゼロ炭素」の医療器械産業システムを構築するという目標をしっかりと定め、グリーン産業革新型クラスターの建設を推進し、先端的製造業と現代的サービス業の深い融合とイノベーションを奨励し、グリーン・低炭素の先端的適用技術の医療器械やハイエンド装備製造業などの産業における応用と普及を加速する。