「光子産業高地」を構築する太湖科学城機能区

このほど、太湖光子センターが蘇州高新区太湖科学城機能区に入居し、総規模が100億元に達する太湖光子産業投資基金がスタートし、第１期の基金として10億元が出され、重点的に光子産業を中心に投資・配置を行い、太湖光子センターの建設のために有力な資金支援を提供する。

蘇州市の西部に位置する光子産業発展の新たな高地は速やかに台頭しつつある。デジタル経済時代の産業革新型クラスターの建設の波に乗って、太湖科学城機能区はより多くの世界トップレベルの人材、業界のトップ企業の育成・導入を加速させ、太湖光子センターの拡大と最適化に取り組む。

蘇州科技城は開発・建設以来、ハイエンドの革新資源を絶えず導入し、国家レベルの機関、イノベーションプラットフォームを100社余り導入してきた。太湖の辺にある太湖科学城機能区は国内屈指の「光子産業高地」になりつつある。世界一流の科学城になることは蘇州高新区が１千億規模の光子産業革新型クラスターの発展を促進するための重要な支点となる。

今年6月21日、蘇州高新区は「太湖科学城機能区建設の全面的深化についての決定」を発表し、太湖科学城機能区の面積は正式に95平方キロメートルまでに拡大され、蘇州科技城、通安鎮、東渚街道、鎮湖街道は一体化発展の新たな道を全面的に切り開き、地域発展は新たな機会を迎えた。

太湖科学城機能区の関係責任者によると、太湖科学城機能区は太湖光子センターの建設の目標の位置けと重点任務をしっかりと把握し、ハイエンドレーザースマート製造、先端光子医療器械、高性能光センサーなどの重点分野に焦点を当て、一部のカギとなるコア技術を突破し、全区が１千億規模の光子産業革新型クラスターの構築に貢献する。

充分な産業実力、ハイエンド人材の集積は、同エリアの光子産業革新型クラスターの発展のためにより多くのエネルギーを注ぎ入れた。蘇州高新区の革新資源が最も集積する地域の一つである太湖科学城機能区には100カ所の上級レベルの研究開発機関がある。その中で、中国科学院蘇州バイオ医薬工程技術研究所はハイエンド光学系医療設備などの分野で国内の空白を埋め、浙江大学工業技術研究所の母体である浙江大学は現代光学などのフロンティア分野で世界の先端を走っている。データによると、2010年、太湖科学城機能区には集積回路と光子企業が10社しかなかったが、2022年まで、関係企業数はすでに92社に達し、数が増えただけでなく、企業が携わる細分化された分野もより多元に、エネルギーレベルもより高くなった。研究開発機関のプラットフォーム、ハイエンドプロジェクト、革新的人材が共に役割を果たし、産業規模の発展・拡大を推進してきた。2021年、太湖科学城機能区の集積回路と光子産業の規模は200億元に達し、１千億元規模の産業クラスターを建設するという重任を担うための気力を見せた。

産業革新型クラスターの建設の目標を見定め、太湖科学城機能区は光子産業の発展路線図を整理し、三カ年行動計画を研究・作成し、太湖光子センターのブランド建設の促進を加速していく。