このほど、「2023年江蘇省重大プロジェクトリスト」が正式に発表された。蘇州高新区からは計7件のプロジェクトが選ばれ、その数は昨年より3件多く、蘇州1位となり、全省の各区・県の中で2位となった。今回選ばれた高新区の省重大プロジェクトのうち、産業プロジェクトの件数は70%を超え、いずれもハイテク産業プロジェクトであり、光子、集積回路、医療器械、検査検測などの分野をカバーしている。
例えば、通用技術中国汽車工学研究院(GENERTEC CAERI)並びに検査テスト拠点プロジェクト。中国汽車工学研究院は中国の自動車製品開発、試験研究、品質検査のための公共の科学技術イノベーションプラットフォームである。同プロジェクトは、長江デルタ地域の自動車完成車及び部品関係企業に、一括的な現地化サービスを提供する。投資の規模が大きく、専門性が高く、ハイエンドな人材が集まり、産業チェーンの川上・川下の集積を促進し、長江デルタ地域における自動車産業の重要な公共科学技術イノベーションサービスプラットフォームである。
今回高新区の入選された省重大プロジェクトの質が高く、製造業プロジェクトは4件に達し、その数は歴史的な突破を遂げたのは注目すべき点である。
例えば蘇州長光華芯(EverBright Photonics)化合物半導体プロジェクト。蘇州長光華芯光電技術股份有限公司は設立されて以来、レーザー製造と国家戦略的ハイテク分野の「機械はあるがチップはない」という難題の解決に力を注いできた。高出力半導体レーザーチップ、部品及びモジュールなどレーザー業界のコア部品の研究開発、製造及び販売を一体化にした国家レベルの専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)「小巨人企業」である。
今回新たに選ばれた省重大プロジェクト以外に、高新区はまた建設中のプロジェクトをも全力で推進している。現在、建設中の省レベルの重大プロジェクトが7件で、建設中の市・区レベルの重点プロジェクトが150件以上で、いずれも年度計画の投資任務を超過達成した。
ハイクオリティの重点プロジェクトが高新区に入居し、根を下ろし、発展し、成果を収めるには、主体側の大胆な実施が必要であるとともに、政府部門の果敢な決断、優秀なサービスも不可欠である。ここ数年、高新区全区はビジネス環境の最適化に持続的に取り組み、資本導入・企業誘致活動は飛躍的な進展を遂げ、省・市・区の各レベルの重点プロジェクト数及び投資計画は年々増加するよい勢いをキープし、総量でも質でも向上した。これから、各関係部門は引き続き「四敢精神(大局配慮、犠牲を恐れず、困難だと知りながら進み、勇敢に奉仕)」をもって、やる気を出して重点プロジェクトの投資・着工を加速し、プロジェクトの業態を伝統的な製造業から産業チェーン、バリューチェーンがより高いほうへ伸ばしていく。