中国(蘇州)世界光子産業発展大会2023が5月末に開催

関係者によると、5月29日から31日まで、「光子で万物をけん引　未来に活力を与え」中国(蘇州)世界光子産業発展大会2023が蘇州で盛大に開催される予定。

今回の大会は蘇州市政府と中国光学工程学会が主催するものであり、世界のアカデミー、専門家、学者、業界のエリートを集めて多元の、開放の、革新の世界的な共有プラットフォームを構築し、光子技術のイノベーションと産業応用における協力とウィンウィンを共同で促進するとともに、蘇州光子産業の質の高い発展のために提言することを目指している。同大会は一連のイベントを通じて新たなプロジェクトを急速に集め、光子分野のグローバルイノベーション資源の集積を加速し、技術、人材、資本のクラスター効果を形成し、全国光子産業の高地を全力で作り上げる。

また、大会は架け橋と紐の役割を十分に果たし、イノベーションの発展空間を広げ、「太湖光子センター」の名刺を輝かせ、蘇州市が産業発展を目標に据え、光子産業の発展レベルを引き上げ、世界レベルの光子イノベーションセンター、1000億元規模に達する光子産業イノベーションクラスターの構築を加速するためにエネルギーを注ぎ入れる。

中国(蘇州)世界光子産業発展大会2023は「蘇州市光子産業の質の高い発展路線及び太湖光子センター」を中心にプロモーションをする上に、一連の産業需要マッチング活動及び「フォトンチップ及び材料」「光子製造」「光子通信」「フォトンディスプレイ」「光子医学」を方向とする「国際光子産業発展フォーラム」を開催する予定。さらに、「太湖光子産業展示会」を開催し、産業の川上・川下の連携を支援する。

光子産業は21世紀の最も先導的で基礎的な産業の一つ。今回の大会の開催地となる蘇州市は豊かな光子産業基盤を整え、企業発展の原動力が強く、革新資源の優位性が際立っている。現在、全市の光子産業の規模は3600億元を超えており、その中のコア産業の生産額は600億元を上回り、光子の生産、輸送から応用までの全産業チェーンを初歩的に形成した。

昨年8月、蘇州は「太湖光子センター建設」の課題を取り上げ、太湖光子センターを世界レベルの光子イノベーションセンターにする目標を明らかにした。

太湖光子センター建設の主要拠点である蘇州高新区は光子産業発展の環境吸引力と競争力を高め続けている。先進化合物半導体光電子研究開発とプロセスプラットフォームの建設を開始し、光電チップ基礎技術プラットフォームを配置し始め、南京大学獅山量子計算と量子探査フロンティア実験室、先進センサーとイメージング技術産業研究院のという2つのプラットフォームプロジェクトがスタートした。長光華芯（Everbright Photonics）が主導した「高出力半導体レーザーイノベーション連合体」がすでに半年以上稼働し、それに、長光華芯は姑蘇実験室、東南大学、浙江大学工業技術研究院、中国科学院蘇州バイオ医学工程研究所など12の連合体メンバーと協同革新をして多くの重要技術難問を克服し、35Wの高出力半導体レーザーチップの生産を成功に実現したため、大量生産・出荷が可能になった。

現在、蘇州高新区には光子分野の関連企業200余社が集まっており、産業規模は600億元を超え、完全な企業発展段付き方陣を形成した。

これから、高新区はイノベーションチェーン、産業チェーン、資金チェーン、人材チェーンの深い融合を引き続き促進し、総規模100億元の太湖光子産業投資基金を活用し、「産業+資本」融合的な倍増発展を全力で推進し、1千億規模の光子産業イノベーションクラスターの構築を加速していく。2025年までに、光子産業の売上規模は1000億元を超え、光子産業イノベーションクラスター基金の規模は1000億元に達し、国家レベルの先進製造業クラスターを目指し、全国光子産業発展の新たなモデルとなるように取り組んでいく。