6月19日、蘇州市高新区で蘇州日電波(Suzhou NDK)董事長藤原信光氏の送別会が行われた。送別会は、藤原信光氏の30年来蘇州で深耕して、共に成長してきた深い友情に感謝したとともに、引き続き手を携えて前進し、共に未来の新しい1ページを開くという期待を伝えた。
蘇州日電波電子工業有限公司董事長藤原信光氏、蘇州日商クラブ会長長岡正氏、蘇州日本人学校校長野呂広道氏、高新区党工作委員会書記毛偉氏、指導者虞美華氏が送別会に出席した。
毛偉氏は藤原信光董事長及び蘇州日電波が高新区の経済と社会の発展に貢献したことに対し、心から感謝の意を表しまた。毛氏は、藤原董事長は卓越した商業の知恵と深い中日友好の情誼をもって地域の発展のために積極的な役割を発揮し、同社をリードして高新区で深耕し、数回も投資を追加し、また企業誘致と資本導入においても活躍し、日系企業の中国での発展を促進し、文化教育友好事業に身を投じ、中日友好交流を促進してきた。高新区は引き続きサービス保障をしっかりして、蘇州日電波が高新区での更なる発展と事業拡大を後押ししていくと示した。
送別会で藤原信光董事長は在職期間蘇州日電波の発展の歴史を振り返り、長期にわたり企業が発展する中でサポートと助けを与えた蘇州高新区に感謝した。藤原氏は、「大同小異」の理念に基づいて、高新区と手を携えて発展を共に図り、文化交流分野で頑張っていき、中日友好の発展を更に促進していきたいと期待を表明した。
長岡正会長は藤原信光董事長のこれまでの貢献に対して敬意を表した。長岡氏は「藤原信光氏は蘇州に駐在する日系企業スタッフの先駆者であり、蘇州の日本人コミュニティのために大きな貢献をしてきました」と述べた。
1992年に蘇州高新区は全国の第1陣の国家高新区として承認された。1993年に第1社の外資による独資企業である日電波は高新区に進出した。高新区に根を下ろして30年来、藤原信光氏は蘇州日電波をリードして高新区で深耕し続け、事業拡大とモデル転換に取り組み、高新区日系企業がモデル転換とアップグレードを行い、本部経済の発展を推進し、産業構造を最適化させるモデルとなった。2019年、日電波は複数の地域の管理機能を統合し、在中国の複合型企業本部を作った。昨年には8本の生産ラインを増設したのに続き、今年には6本の生産ラインを増設する予定で、その主力製品は世界自動車市場の69%を占めている。
一方、藤原信光氏は中日間の経済貿易、文化交流及び教育公益建設事業にも力を入れ、パナソニック、ワノテック、加賀電子などの企業が高新区に入居することにおいて先導の役割を果たし、そして文化交流などの事業の発展において絆の役割をはたしている。
蘇州高新区は長江デルタ地域の「日系企業高地」であり、日系企業は高新区の質の高い発展のために際立った貢献をした。第1社の外資独資企業である蘇州日電波が高新区に入居して以来、現在までに、全区の日系企業は710社に達しており、パナソニック、キヤノンなどのフォーチュン・グローバル500企業18社を擁し、日系企業本部機関20社が集まっており、「日系企業高地」というブランドが一層輝かしくなっている。ここ三年間、高新区内の約100社の日系企業が投資を追加したという。
送別会では、蘇州日電波電子工業有限公司に「長久付き添い賞」、藤原信光氏に高新区「最も美しい日本人友人」と「蘇州高新区『産才匯融』特別顧問」招聘状を授与した。また、「風雨同舟三十年間 すばらしい信頼友好関係が長続き」というビデオをともに見て、藤原氏に記念写真集を贈った。