国家戦略によりよく貢献し、重要分野の課題に焦点を当てるために、南京大学蘇州キャンパスは、新興学科と専攻の建設に力を入れ、スマート科学と技術、ソフトウェア工学(スマート化ソフトウェア)、集積回路設計と集積システム、デジタル経済といった4つの学部専攻、及び人工知能、ソフトウェア工学、マイクロエレクトロニクスと固体電子工学、電子情報、国民経済学、資源と環境、材料と化学工学などの大学院の専攻を開設し、情報技術、光電科学技術、新材料、新エネルギー、スマート製造などの分野で不足している人材の需要を中心に、人材の育成モデルを革新し、地域経済の発展に新たな原動力を注ぎ入れる。
現在、南京大学蘇州キャンパスには7つの学院と9つの研究院、4つの研究センターがある。南京大学蘇州キャンパスは南京地域のキャンパスと同じ学校コードを使い、同じく学科による学生募集を実施し、同じ分流メカニズムを実施し、同じ資源を享受し、同じ卒業証書を授与する。南京大学蘇州キャンパスの新入生は、同校の他の学生と同様に、まずは「百廿伝承(120年歴史を伝承)」の鼓楼キャンパスに入り、1年間の「根探し」教育を受けてから、その後の3年間は蘇州キャンパスで学ぶことになる。南京大学蘇州キャンパスは「三元四次元(三元は知識素養、専門能力、総合素質、四次元は学科素養、革新創造、実践能力、社会責任)」の人材育成システムを中心に、学生により自主的で多元的な発展のチャンスを提供する。
若い人材を育成する名門校と産業が盛んに発展する名城のコラボで、教育資源と地方経済の発展が密接に結びつくようになった。南京大学蘇州キャンパスの発足に従い、南京大学と蘇州市高新区が大学と地方の協力を深化する成果もますます際立つようになっている。
南京大学が建設する全国重点実験室は科学技術部に承認され、南京大学世界校友蘇州創新創業センターに依拠し、同校の校友及び関連企業400社以上と全面的にマッチングし、約200件のプロジェクトを導入・育成し、また70件以上のプロジェクトの商談をしており、大学-地方の協力をより広い分野、より深いレベル、よりハイレベルに向けて推進している。
また、獅山量子実験室、先進センシングとイメージング技術産業研究院、江蘇省集積回路先進プロセス工学技術連合実験室などの大学-地方共同建設プロジェクトが続々とスタートする。
さらに、南京大学蘇州附属学校教育集団の建設が加速されており、「南京大学蘇州附属初級中学(青城山路キャンパス)」「南京大学蘇州附属小学(彭山キャンパス)」が発足し、附属幼稚園、小学校、中学校は来年4月に建設が完成し、9月に使用する予定。南京大学陶行知教師教育学院蘇州分院が開院し、南京大学医学院附属蘇州病院が実質的に運営し始めた。