10月26日、中国の蘇州高新区で、自動運転技術をリードする企業であるHL Klemove電子(蘇州)有限公司の第2工場の着工式が行われた。ハイエンドなスマートカーの電子製品や新エネルギー車の付属品を生産する当該工場が高新区のサプライチェーンの「補強・補足・拡大」に貢献することは期待されている。
韓国のHL Klemove社は主に自動運転、自動車エレクトロニクス、モバイルプラットフォームの3つの分野に携わっている。2011年に蘇州高新区に設立された同社の完全子会社であるHL Klemove電子(蘇州)有限公司は自動車のシャシーエレクトロニクスおよびセンサーテクノロジーの研究開発と製品生産に取り組んできた。
HL Klemove電子は長年にわたり、第1工場の拡張や技術研究開発センターの設立などの措置を通じ、発展モデルのアップグレードと転換を続けてきた。今回着工した新プロジェクトは、ハイエンドなスマートカー電子製品の開発と生産に取り組み、蘇州高新区の自動車産業クラスターに新たなエネルギーを注入する。
高新区党工作委員会書記の毛偉氏は、同プロジェクトの着工に対し、祝賀の意を表し、同社が長年にわたり高新区を支援し、貢献してきたことに対し、感謝の意を表した。今後も、より多くの新技術、新製品、新事業を導入し、投資を拡大し、高新区で深耕し、発展していくことを期待している。一方、高新区は企業サービスを引き続き向上させ、プロジェクトの早期完成と早期稼働を保障し、企業のさらなる発展と成長をサポートすると同氏は話した。
HL Klemove株式会社社長尹八柱氏は、高新区側が長年にわたり会社に関心を寄せ、支援することに対し、感謝の意を表した。HL Klemoveは高新区を成長戦略の重要な拠点と位置づけ、今後高新区での発展に自信があり、この地域で深耕し続け、新技術の開発と革新に取り組み、高新区の自動車産業のさらなる発展に貢献すると同氏は表明した。
HL Mando株式会社副社長兼中国地域代表の朴泳文氏は、蘇州高新区で優れるビジネス環境、完備した産業関連施設、イノベーション要素が整えられており、同社の成長のためによい空間とリソースを提供している。今後も高新区で事業を継続的に展開し、地域の発展のためにより大きな貢献をすると言った。
HL Klemove電子(蘇州)有限公司の総経理、卢周勇氏は、このプロジェクトを新たな出発点とし、現在の運営と販売の優位性を維持し、新しい技術と製品を導入し続けることで、会社の飛躍的な発展を促進し、地域の質の高い発展により多くの力を注いでいくと述べた。
近年、蘇州市高新区はハイレベルな対外開放を堅持し、外資企業のモデル転換とアップグレード、革新発展を促進してきた。過去3年間で、地域全体には外資企業本部が35カ所新設され、各種類の本部や機能的機関が80カ所集まり、江蘇省第1陣中日韓(江蘇)産業協力モデルパークに選ばれた。
さらに、蘇州高新区は自動車産業チェーンの改善に取り組んでおり、HL Mando、パナソニック自動車電子、Nidec、iPotisEdgeなどの一流企業を集め、スマートエレクトロニクス、車載チップ、新エネルギー自動車のコアデバイスなどの分野で優位性を持っている。地域全体には自動車産業関連企業が合計120社ある。
これから、蘇州市高新区は一流のビジネス環境を作り続け、外資企業の事業拡大とモデル転型・アップグレードを持続的に促進し、一流の産業イノベーションクラスターを構築するために、更なる強力なエネルギーを注入していく。