第2回「移動雲カップ」計算力ネットワーク応用イノベーション大会決勝戦が高新区で開催

このほど、2023年移動雲（モバイルクラウド）開発者技術フォーラム並びに第2回「移動雲カップ」計算力ネットワーク応用イノベーション大会の決勝戦が太湖光子センターで開催された。中国全国の数十校の大学、企業、科学研究機関からのチームと技術専門家たちが一堂に会し、中国の「東数西算（東部地域のデータを西部地域で保存・計算すること）」発展戦略をめぐり、デジタル経済発展の新たな原動力を集積させた。

今回の大会で、業界、移動、大学の3つの組みが設けられ、100万元の賞金が設定され、1500社近くの企業、500校近くの大学から計5200人余りが参加し、合計960点の応募があった。

同大会は移動雲のエコロジーをさらに豊かにした。大会の優秀事例は政務、工業、交通、医療などの分野に広くて深く入り込み、新しい技術、新しいモデル、新しい業態を絶えずに生み出し、各業界のアップグレードとモデル転換に助力している。

同活動で、「五岳」量子計算クラウドプラットフォーム・恒山光量子計算力プラットフォームが登場した。「五岳」量子計算クラウドプラットフォームは移動雲が自身のスーパーコンピューティングに基づいて作り上げた量子計算クラウドサービスシステムであり、量子リアルマシンと量子アルゴリズムから活用シーンまでの成果産業化の通路を貫通させ、量子ソフトウェア、量子リアルマシン、量子コンピューティングソリューションなどの包摂したサービスを提供する。

当面、世界はデジタル経済の時代に入った。デジタル経済の質の高い発展のコアインフラとしてのコンピューティングネットワークは、中国式現代化建設のデジタルベースとなっている。

蘇州市高新区に立脚し、中国全国をカバーする中国移動雲はここ数年、コンピューティングネットワークシステムの構築を加速させ、コンピューティングネットワークシステムの融合製品システムの構築、コンピューティングネットワークシステムエコロジーの融合、国家インターネットセキュリティと情報化分野の「国の重器」の構築において実り多い成果を収めた。

コンピューティングネットワークインフラのアップグレードを加速している。新型のコンピューティングネットワークインフラを作り上げ、デジタルインフラの「国家代表チーム」の優位性を発揮し、中国全国の各都市にエッジクラウドを柔軟に配置し、業界をリードするコンピューティング供給能力ができた。

科学技術成果の生産力への転化を加速している。政務、医療、教育、交通、製造、金融などの業界にクラウドコンピューティング、ビッグデータ及びさまざまな情報化ソリューションを提供し、累計で120以上の「業界でのクラウド活用リューション」を提供し、100万以上の企業にサービスを提供している。

中国移動が発表した財務報告によると、移動雲は今年上半期の売上高が前年同期比80.5%増の422億2100万元に達し、2019年に比べて25倍以上増加し、年間複合成長率は150%を上回り、業界トップの成長率を保っているという。

ここ数年、蘇州市高新区はデジタル経済をモデル転換発展の重要部分にし、デジタル技術の各業界への浸透を後押しし、新業態、新分野を育成・発展させ、デジタル経済と実体経済が深く融合して発展する新しい道を模索してきた。

現在、高新区のデジタル経済のコア産業の生産額は1000億元を超えている。未来に向けて、高新区はデジタル化発展の戦略的チャンスを引き続きつかみ、スマート化へのモデル転化、デジタル化への改造、スマートコネクトなどの新しい分野で配置し、デジタル経済産業発展の新たな「高地」を作り出すことを加速させていく。