近日、雲舟バイオ科学技術(広州)株式有限会社(以下、「雲舟バイオ」と略称する)は2億元を投じ世界初の「AAVスーパーデータベース」を建設して遺伝子医薬の臨床応用を加速すると宣言した。
アデノ随伴ウイルス(AAV)はヒトへの病原性がないパルボウイルスで、近年ではすでに遺伝子治療の人気遺伝子輸送担体となった。ただし、大量投与によってこそ治療の効果が果たすことができるため、ウイルス毒性の影響が著しく生産コストも高い。この問題に対して、雲舟バイオは高効率AAVカプシッド選別プラットフォームを開発し、新型カプシッドの人体での応用の成功率を最大限に確保する。データベースは大衆へ公開され、非営利的な無料使用と授権した商業的使用は許可する。
△蛍光顕微鏡でAAVを観察している様子
「AAVスーパーデータベース」が完成後、世界遺伝子医薬科学研究機関とバイオ医薬企業の研究開発プロセスの加速に助力し、広東・香港・マカオグレーターベイエリア遺伝子医薬産業チェーンの発展をさらに推し進めていく。より多くのハイレベルなバイオ医薬革新型企業と優秀な人材を広州ハイテク産業開発区に集めていく。